COVID-19ワクチンに対して薬剤師として正しい情報提供を行わないといけません。しかし、正しい情報とは何か判断がしづらいと思います。そこで医療系の学会の見解についてまとめてみました。数が多いのでリンク先から情報入手してください。
いくつか抜粋を行うようにしていますが、見解の切り取りに関しては理解をゆがめる可能性がありますので、一度は自身の目で確認するようにしてください。
各学会の見解
まず最初に掴んでおくべき全体像
個々の状態に合わせた情報提供
子どもへの新型コロナワクチンの有効性や安全性に関する海外からの情報によると、他の接種年齢群と同様の高い予防効果が期待でき、ワクチン接種は子どもにおいても日常生活を取り戻すための重要な対策の一つとなり得ます。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に後期の感染ではわずかですが重症化しやすいとされています。
一般に、このワクチンを接種することのメリットが、デメリットを上回ると考えられていますので、特に感染の多い地域や感染のリスクの高い医療従事者等や、糖尿病、高血圧、気管支喘息などの基礎疾患を合併している方は、ぜひ接種をご検討ください。
TTP は、基礎疾患を有する者の中の「血液の病気」に含まれます。新型コロナウイルスに感染すると血液中の von Willebrand 因子が増えること 1, 2 から、TTP 患者では病状の悪化の可能性が予想されます。さらに、寛解した後天性 TTP 患者で新型コロナウイルスがきっかけとなり再発した症例も報告されています 3。このため TTP 患者における新型コロナワクチン接種は、損失より利益が大きいと考えられますので、積極的に推奨されます。
乳がん検診はワクチン接種前に施行するか、2 回目ワクチン接種後少なくとも 6~10 週間の間隔をおいてから施行することを推奨する
ワクチンの成分、特にポリエチレングリコール(PEG)あるいは PEG と交差反応性があるポリソルベートを含む薬剤に対して重度の過敏症をきたした既往がある場合、専門医による適切な評価とアナフィラキシーなどの重度の過敏症発症時の十分な対応ができる体制のもとでない限り、同ワクチンの接種は避けるべきである。
まとめ
まずは自身の目で見てみると良いと思います。薬局が健康相談の窓口と位置付けられるには、正しい情報を選択してあげるということも重要だと思います。各リンクから対象となる患者をイメージして情報提供をしてあげられるように情報を更新しておきましょう。
ちなみにこの見解は一部の学会です。情報は網羅できていないので、そのときの状態に合わせて調べる手段を確立してください。