過去にMRをしていたころに先輩(上司)から伝えられたライバルに勝つ方法です。方法と言っても方法ではないのですが、私はこの教えにとても共感を覚えて、今も実行しています。MRでも調剤薬局でも「勝つ」ことができているのはこの教えだからだと思います。
ライバルは同僚でも他社でも他の企業でも構いません。これを読んでいるあなたは必ず勝てます。
勝ちと負けについて
今回の記事の話では「勝ち」の基準を明確にしてから進めようと思います。今回の記事の「勝ち」の定義は、相手側が「この人には勝てない」、相手企業が「この企業には勝てない」と思わせたら勝ちだと定義します。つまり、今回の勝ちの基準として「年収が~」「保険収入が~」「ポルシェで~」などということではないという点をご理解いただければと思います。
先輩が教えてくれたたった1つのこと
「相手が嫌がることをする」
今日伝えたいのはこの1点です。あなたは何を思い浮かべますか?
私は先輩から言われたときにいくつかパッと思い浮かびました。たとえばライバルがとても「かわいい子」だったら負けてしまうかもしれない。「東大卒のインテリエリート」だったら負けてしまうかもしれない。もっと物理的に「無視」されたり、「陰口」言われたりしたら気持ちが負けてしまうかもしれない。相手がベテランだったら勝てるかな?新人だったらどうかな?
しかし、かわいい子にもなれないし、東大卒にもなれない。ましてや無視や陰口などで勝つことが気持ちいいのだろうか。体系的なことを教えてくれる先輩にしてはどうもアドバイスがおかしいと感じました。
実際には上記のことは全く的外れな考えでした。
先輩が教えてくれたこの言葉の真実
私は先輩に訊いてみました。「先輩が嫌がるには何をすればいいですか?」
「僕はね、ライバルが楽しそうに働いていたら嫌だね」
先輩が伝えたかったこと
新人もベテランも男性も女性も全員が実行できることです。「楽しく仕事をする」ではなく、「楽しそうに仕事する」です。
私はMRをしているときに、個室で医師に怒られても部屋から出たときには大きくガッツポーズをして「よっしゃぁぁぁ」と言っていました。医師からは無視されるのに毎日ニコニコして休まずサボらず訪問していました。21時まで医師を待って会えなくてもスキップで帰りました。これはすべて他社MRから「勝てない」と思わせるために「絶対勝てない相手」を演じてきたのです。これでいいのです。楽しくなさそうな人は必ず途中で諦めます。
「勝ち」の人は頼られます。頼られると仕事が増えます。仕事が増えるとできることが増えます。勝ちのパターンができますので、この上昇気流に乗るとモチベーションも保つことが容易になります。これでライバルと本当の差をつけることができます。
この方法で私は「勝つ」MRになりました。そして同じ方法で、近隣薬局から絶対潰れると言われた面調剤を軌道に乗せ、4店舗の拡大し「勝つ」薬局に結びつけることができました。きっと私の薬局に来ると「この人楽しそうだ」と思ってくれるはずです。そのくらい大袈裟に楽しそうにしています。
しかし、そうなりたくても「楽しくない」と感じている方もいると思います。先輩も私も「楽しく」とは言っていません。「楽しそうに」することが重要なのです。
悩まずに「楽しそう」という一本槍で戦う
「楽しそうにする」これだけで大丈夫です。あとは持久戦です。チャンスは必ずきます。
今もその先輩に感謝していることが多くあります。他の助言もいつかブログで記事にしようと思いますが、私が一番大切にしている「楽しそうに働く」ということを今悩んでいる新人に伝えたいと思い最初に記事にしました。
皆さんは死んだ目で仕事していませんか?ライバルは楽しそうに仕事していませんか?あなたが変わるだけで変わることができるのです。
「楽しそうに」がんばろう!勝ちたかったらね。