コラム PR

MRからの調剤薬局への転職

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

薬剤師免許ありです。MRをしていますが、このままMRを続けるか、転職をするか迷っています

MRからの転職のきっかけ

MR7年目で転職。社内外からも評価を正当に受けていて、同期の中で最も早く出世していた。毎日のMR業務自体もとても楽しくやっていた。プライベートでも付き合いも良い方で、Drや会社の先輩、卸の先輩方とプライベートで飲みに誘ってもらうことも多く、ゴルフやお酒、登山、マラソン、カーリング、旅行、釣りなどトータルで300万くらい奢ってもらっている。では何が不満だったのか。

MRが医療業界(医療業界がMR)と互いに距離を置き始めているという危機感

これだけ。

MRからの転職を考えている方はどうだろうか

10年後のMR像のギャップ

私は入社時にこれからのMRは非常に価値のある業種だと思っていた。それはこれからの医療業界で最も大切なのは情報だと思っていたから。患者を中心とした医療を実現するにあたって、医療従事者の横断的なつながりを作れるのはMRだけだと思っていた。看護師と薬剤師、Drと薬剤師、理学療法士、栄養士などと薬をベースとしてつなぐことができる職種だと思っていた。営業という足を使える(自由に動ける)存在は医療業界の中でMRしかいない。病院の中の情報伝達としても、地域の情報伝達としてもMRが有益な存在になる。しかし、今の現実はどうだろうか。

MRが伝達できる情報は添付文書のみ

病院には訪問規制が設けられ立ち入り禁止状態

子会社、後発品メーカーへの薬剤の販売移譲

こうなることがわかった瞬間に転職を行った。

20年後のMRは存在するのだろうか

このままでは20年後までMRという職種は残らないだろうと考えた。今のMRにプライドを持っている方には申し訳ない。30歳から20年、50歳でのリストラも考えられると思っていた。 周囲は比較的楽観視していて、「私の考えは甘い」「大企業なのだからもったいない」という意見も多かった。誰かがなんとかしてくれる問題ではなく、医療業界全体の話なのだということをわかっていない。

MRからの転職は何から始めるべきか

20代の方も、30代の方も、40代、50代、60代もいるかもしれない。自分自身の考えとして、薬局は外から見ているよりもハードな仕事だと思う。MR自体は正直なところ「薬局なんてチョロい」「処方箋を待っているだけ」「患者に話すよりDrに話す方が難しい」と恥ずかしながら舐めていた。転職後に薬局に入って印象がガラリと変わった。

とにかくやることが多い。薬歴、在庫のチェック、発注、ピッキング、在宅業務、一包化、軟膏混合さらには掃除・・・などなど。さらには社長は給与計算、税金、振り込み、銀行とのやりとり、人員配置、評価、採用なども多くなって、やはりなかなかやることが多い。

やるべきステップ

ステップ①:転職エージェントの登録を行う

まずは転職エージェントとの相談を検討してみても良いでしょう。親身になって話してくれる方も多くいるので、今の薬局業界のことも教えてもらうとイメージがつかめると思います。。

転職エージェントに登録を検討して相談してみましょう。まずは6か月後に転職するイメージで面談を行ってみると姿が見えてくると思います。

ステップ②:どんな薬局が良いのかを検討する

独立を目指すパターン
転職の際に絶対にチェックするべき2点

①「自立支援医療(精神)」を実施している施設か、そこで管理薬剤師になれるかという点

②研修認定薬剤師の資格勉強に対して援助してくれるかという点

これは薬剤師の要件に関わる部分で、自立支援医療に関しては自立支援施設での管理薬剤師の経験と3年の実務歴が必要になることが多く、かかりつけ薬剤師などは3年の薬剤師歴と研修認定薬剤師が要件になっているため。そのために4年をその施設で経験を積んで研修認定薬剤師に、4年後に独立、1年の開局期間を経て、かかりつけ薬剤師と地域支援体制加算にこぎつけるというのが最短だと思われるからだ。

独立で最短で高収益を上げるにはこの方法をお勧めしているので、転職エージェントにはこれを相談しよう。

一般薬剤師として働くパターン
転職の際に絶対にチェックするべき2点

①社長が何者なのかをチェックする

②自分のやりたい仕事、薬剤師像にあったところを探す

MRからの転職を行う場合には、少なくとも何か思うところがあって転職しているのだから環境に注意をしよう。社長の中には倫理観の乱れた(お金儲けしか考えていない)方もいます。かなり疲れます。これはひとまず置いておいて2つ目の部分が重要です。仕事として在宅、施設、癌領域などはかなり限られたところだけで応需体制ができているので、その処方がどの程度あるのかは確認しておいた方が良いでしょう。

ステップ③:たくさん悩む

転職に関してはたくさん悩むこともあるでしょう。悩んでしまったらいつでも問い合わせからメールを送ってください。独立のタイミングや転職のタイミングなどなんでもいいので気軽にお問い合わせくださいね。